YouTubeで不動産投資の動画を見ていて、リアルにワンルームマンション投資をして失敗中の相談者に不動産屋が答えるものがあり、地獄を目の当たりにした気がしています。
地獄のワンルームマンション投資
相談者は大手企業に勤める20代の若者。先輩から紹介された業者からワンルームマンションを2室買い、毎月赤字のキャッシュフローを抱えて数年という状況のようです。
動画の主は不動産屋で、ワンルームマンションで儲けた人を見たことが無いというスタンスの結構いい動画。案の定良くない物件と診断され、具体的な今後のキャッシュフローや資産価値も告げられ血の気が引くという流れでした。
相談者の若者自身、動画主の過去動画を見て自分の所有物件がヤバいと改めて焦ったらしく、最終的には売却に向けて動き出すという事で動画が終わります。しかし売却も容易ではなく、資産価値を考えれば数百万円の残債を処理する必要があり、現在の預貯金含めた資産では賄いきれないため、適切なローンで借りられない場合は消費者金融もしくは親族から借りて賄うよう告げられてしまいます。
そんな内容でした。
不動産投資は借入をする以上レバレッジの投資であると思います。株の信用取引も同様ですが、あらぬ失敗をすると残債を生み出し、手元資金が不足する場合は消費者金融へ行けと言われてしまう、あるいは親族に土下座しまわって無心を頼めという結末になることを改めて認識させられました。
自分の投資しているものを理解すること
事の顛末に血の気が引く一方で、終始相談者が問われる質問に対して頼りない感じがすごく気になりました。契約の内容、対不動産会社への対応、不動産投資に必要な知識、そんなものが全て欠けている印象で、意味不明に銀行に問い合わせたりしており動画主からもなぜ銀行に聞くの?などと途中言われておりました。
結局、言ってしまえばそういう人だからこそ売りつけられたのであり、要するに騙されたという事なんだと思います。騙されたというと不動産会社が一方的に悪いようですが、見抜けなかったという点で相談者自身の責任ではあるでしょう。
翻って、株式投資でもバフェットの言葉か、自分の良く理解しているものに投資せよ、という格言はあります。今回のワンルームマンション投資の件では、周辺の法的あるいは将来キャッシュフロー含めて全く理解していなかったという事になると思います。
私も理解できないものに投資しているなと改めて思います。そのビジネスモデルや製品、そういったものから生じる競争力、そういうこともさることながら、自分が負っているリスクや掴む可能性のあるリターンなどなど。周辺的なものも含めて、どれだけ確実な自信を持って投資をしているだろうかと改めて問われた気がしています。
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