バイ&ホールド、永久保有...。長期投資にまつわるキーワードは握力勝負の修行のようです。ものは考えようですが、保有株を売るという選択肢にも価値があるのだと思い始めた話。
爆損ハイグロで挫折した日
インフレが起き利上げがされるまで、1週間やそこらで2バガー3バガーが至る所で発生する懐かしい時がありました。私も射幸心をくすぐられ、何もせずにはいられず手を出し含み益を作り出し、インフレと共に損失となって返ってくる経験をしました。今保有している銘柄にそれらの銘柄は既になく(RPRXのみ、かつこいつはハイグロじゃないw)今は懐かしい過去の思い出となっています。
まんまと相場に踊らされ、下がり始めてもまた上がるんじゃないかと思い続け、気づけば含み益は無くなり、それでも自分をあれやこれやと納得させながら含み損を拡大していく。そんなプロセスでした。
ふと我に返った時、下手をこいたと諦めて損切りの売却をしました。
売却ボタンが金銭価値をもたらした日
先日売却した銘柄たちがどうなっていったのかを簡単に振り返りました。ハイグロに限りませんが、女々しくも過去の銘柄たちに会いに行ったわけです。足元では株価が大きく上がっているのでまた結果も違うと思いますが、売った価格より下がっている銘柄の方が多く、かつ売った価格より上がった銘柄の上昇率と比べ売った価格より下がった銘柄の下落率の方が圧倒的に大きかったのです。要はそのまま全部抱えていたとしたら損失はもっと大きかったのかもしれない、ということに気付けました。
あくまでその日のスナップショットなので、今後時間が経つほど売却しなかった銘柄は上がっているはずです。(根本的にダメな銘柄を買っているわけではないので...)しかし一つの事実としては、あくまでその日見た瞬間は売ってよかったね、とは言えるものでした。
インデックスの長期投資から入った私は売ることの罪悪感を感じざるを得ません。実際にインデックス投資のみの時代に売却したことは無いからです。(厳密にはやむを得ず1回だけあります。)
しかしミネルヴィニがどこかの本で書いていたように、損切りだけできていれば自分のトレードのリターンはとんでもなく大きかったことに気付いたのと似ているな、と畏れ多くも思いました。売ることによってリターンは改善するという当然のことに気付いたという事です。
勿論、何でもかんでも売ることが良いわけではなく、一々売っていては逆にバフェットのように時間をかけて利益を最大化する原理を選び取れなくなってしまいます。物事は何事もバランスであり方針に従った行動であるかに依るということです。だってバフェットだってすぐ売りますでしょ?
いずれにしてももっと柔軟にフラットに捉えて考えれば良いのではないかと思い始めています。お金が儲かれば何でも良いわけですしね。結果的に投資が上手くならなければ何の意味もないのですが、失敗から何かを得るのであればそこからしか成長もできないかもしれません。
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