金利の動向、債務上限問題、ナスダックや日本株の絶好調ぶり。良いも悪いも相場に影響を与えるものは多く存在しますが、長期ホールドのインデックス投資をすると決めたらそんな世の中の動きは知ったことではありません。
動画に励まされている場合ではない
インデックス投資をメインにされているインフルエンサーさんはたくさんいらっしゃいます。相場が不安定になった時、不安な気持ちからそういうインフルエンサーさんに励まされる人も多いようです。どんなニュースを受けても基本買い続けろ、という結論しかない気がしますが（トレードでなければ）、とにかく自分は間違っていない、大丈夫だと背中を押して欲しいのだと思います。
ニュースの解説よりインデックスの理論を学ぶべし
私のスタンスはインデックス投資に経済知識も投資知識も要らないというものです。言ってしまえばモーサテ見るのは睡眠時間の無駄だし、経済ニュースを追うのも不毛な情報収集行為だと思っています。好きでやっている以外に合理的な説明がつかないからです。
インデックス投資は市場平均リターンをプラスの時もマイナスの時も受け取り続ける戦法であり、相場が良いからとか悪いからとか、経済ニュースでこんなことを言っているからといった事柄で何かを動かす様な代物ではないと位置付けています。特にオルカンとなると全世界に投資しているのであり、米国株が上がろうが日本株が上がろうが中国株が上がろうが知ったことではありません。厳密には時価総額の大きい国の相場が良い方がお得ですが、買い漏らしをしていないので何らかいい影響は享受することができます。（もちろん悪い時も同様です。）
いずれにしても、長期ホールドのインデックス投資をしようと覚悟した以上、アメリカがデフォルトしようが何しようが長期ホールドするのであり、ニュースでこんなことを言っているからこのままで良いのだろうかとか考える手間があまり生産的でないように思っています。そういうことをやりたいのであれば個別株をやった方が実りも大きくなる可能性はありますし、もっとダイレクトに楽しいと思うのです。
結局、他人に買い続けてと励まされている内はインデックスの持つ強みを理解していないという事に他ならないように思います。不安になったら触れるべきはインデックスの理論の方であり、YouTube動画やSNSでの情報発信ではないと考えます。インデックスの根源的な強み（＋弱み）を理解しさえすれば、何やら些末な事で不安に陥ることもなくなると思います。損をしたくないのは山々ですが、市場平均リターンを取る以上は市場の状況が悪ければ減ります。だから何？そういう心境に辿りつくという事です。
今日明日起こることは関係ありません。すべては今後数十年の経済活動の進化だと私は思います。
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