私の投資履歴書~インデックスを添えて~

モノクロさん家(チ)の運用記

全世界への長期投資で地味かつ着実に資産が形成される(予定)

相場が好調な時にFIREしたら既に卒業が間近かも

相場が好調な時にはなぜこうも人間というのは自分の存在を神のように持ち上げてしまうのでしょうか。不調な時、逆境の時こそ本来の自分の実力かもしれません。

 

年初来+40%超の今

NASDAQ100は年初来+40%と歴史的な上昇を遂げています。流石に強すぎでS&P500だと+20%弱になりますが、いずれにしても足元では株価が好調です。ふと思う事に、これだけの上昇を遂げた現時点で、やっとプラ転というような投資って大丈夫なのかと自問自答する訳です。投資の是非はともかく、レバナスでやっとプラ転!というのが今この上昇を経て、というのがさらに上昇しないと利益が膨らまないのか、と捉えると感じることは色々ありそうです。(私はレバナスに投資してません)

 

マーケットの力を都合よく解釈すること

翻って、マーケットの上昇力というのは本当に強いものがあると思います。特に先月は多くの方が含み益を爆発的に増やし、資産額の過去最高を更新されているように見受けられます。そういう相場だったし、本当によく増えてくれました。

相場が強い時というのは本当にポンポンと資産が増えていきます。特に円安も組み合わさった状況では、円ベースでの資産増加ペースは円安+株高のツインターボ状態であり、これ以上のスピードは出ないくらいにハイスピードな増加を見せてくれます。

複利の力はよく喧伝されますが、地道に投資してきた結果、複利の効果もあって資産が増えたんだ、30代で●万作った俺、みたいな話になってきます。しかし同時に、それは下方向での動きでも同様に働くという事を忘れてはいけないと再度心に留めようと思っています。

相場が良い時にはどうしても自己肯定感が高まり、これだけの資産を築き上げた俺ドヤ!みたいな発信も増えるし、自分自身もそういう感覚に当然なります。しかし22年の相場が辛過ぎたように、全く増えない時期もそしてガツンと減る時期もいつかはやってくることを忘れて踊り狂っていてはいけないと自分に言い聞かせています。

 

不調な時にこそFIREせよ

私は凡人なので、私が儲かっているという事は他の全員も儲かっているということです。全員儲かっているという事は、相場自体が非常に良かったという事です。行き過ぎた好調さはその後の調整局面を誘発しますし、さらに進めばバブル崩壊になることもあります。要は、相場のおかげで儲かっている時に履いている下駄を無視して調子に乗ってFIREなどすると、調整局面で卒業しちゃう可能性あるよね、ということです。

実際に、相場が良くなるとブログのアクセス数は伸びますし、Twitterの情報発信もたくさん出てくるようになります。一方で、その反対の局面では全く逆になり、アカウントの交信が途絶える事象が本当に頻発しているように思います。

情報発信をやめたことがイコール投資からの撤退を指すわけではないのですが、それでも熱心に威勢よく情報発信していた人が相場の悪い時にパタッと居なくなるのは全く関係が無いとは見えません。少なくとも相場が良い時に居なくなる人は少ないでしょうから。

不調時にFIREできる資産計画、などというともはや一般人では実現不可能な金額にしかなりません。例えば半減してもFIRE維持できるよう、必要資産は2倍の金額を用意する、とかね。もはやFIREブームで生まれた手法では到底無理で、何か当てる必要はあるでしょう。現実的に計算式に組み込むと大変な金額になるので、まずはそういうマインドを持っておくという事が大事なんだと思います。

今の資産額は下駄を履いていますか?

履いているとすれば、その下駄はどのくらいの高さがありますか?

改めて自分に問うてみようと思いました。

 

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