私の投資履歴書~インデックスを添えて~

モノクロさん家(チ)の運用記

全世界への長期投資で地味かつ着実に資産が形成される(予定)

ボロ儲けの歓喜は爆損で幕を閉じる

6月は非常にマーケットが良く、資産最高額更新の投稿で溢れかえっています。こういう時に多くの人が投資を始め、そしてマーケットの不調と共に退出していきます。

 

歓喜の声が溢れた6月

6月は米国株、日本株共に調子が良く、外貨の場合は円安進行も相まって資産額の最高を更新した投稿で溢れかえっているように見えます。私自身もその一人であり、マーケットの恩恵を最大限享受することが出来ました。

株高円安の恩恵は想像以上に強いものがあると思っていて、加速が二重に掛かると面白いように資産は増えていくものです。投資をしていて良かった、投資最高、そんな気持ちになりますし、好調な株価を見ているとこのままどこまでも伸びていくんじゃないかと錯覚してしまいます。少なくとも、このまましばらく上げるのでは?とその程度のことは自然に感じてしまうものです。

 

良い面だけを切り取って乗り出さない

2020年のコロナショックがあって以来、相場の悲喜交々を見ることが出来ました。今思い返しても、IPOブームで大盛り上がりした日々が非常に懐かしく思う所ですし、インフレによる金利引き上げで相場が崩壊する日々もついこの間の話です。

得てして相場が良い時に投資に踏み出す人が増える印象はあります。実際どうか知りませんが、一般的な感覚で言えば損している人が山ほど出ている時より、みんな儲かっている時に一歩踏み出す方が楽であり、初めてのことであれば尚更そうであるように思います。ビットコインやドル為替など、過去良い相場の時にそういった話題が出ては、ほどなく下落に転じるという光景は誰しも見たことがあるような感覚になると思います。

そもそも論ですが、投資していればこうやって大きく儲かる時もあれば、真逆で大きく損する時もあります。少なくとも去年は非常に悲惨でした。入金すれどそれ以上減っていくような状況を1年続けていたからです。本当に増えていく感覚のない1年でした。少なくとも、今この瞬間花開いているのはそういう期間を通じて投資してきた銘柄たちであることは確かです。インデックスの積み立てをしていれば尚更でしょう。

著名投資家の今年リターンがマイナスであることが少し話題になっていましたが、インデックスに近い投資をしている人ほど今年は好調であることは間違いありません。言ってしまえば主要株さえ買っていれば誰でも儲かる状況であるという事です。IPOブームの時もある意味そうでした。買ってさえいれば誰でも儲かっているようなそういう状況は大なり小なり訪れるものです。

語弊を恐れず言えば、プロだろうがベテランだろうがド素人だろうが儲かる局面というのは確かにあり、この6月はそういう時期であったことは事実だと思います。ただそれは物事の良い面であり、同じように誰でも損する時期もありますし、2022年などはそうだったかもしれません。

投資は儲けるためにするものであり、損すること前提で始めることには一種の矛盾がありますが、それでも投資をしさえすれば儲かるというほどワクワクドキドキするようなものでもないというのは事前の覚悟としては必要なのかもしれません。1年間、あるいはそれ以上の期間、苦しみしかない、心が晴れない、そわそわする、そういう時期が続くことは十分あり得ることですし、実際にそういう局面で投資を止める人がたくさんいるという事は知っておいて損は無いと思います。

苦しんだから儲かるわけではありませんが、それなりの苦痛は耐える必要があることを覚悟しないといけません。

 

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