プチFIREに挫折し、そのまま何もしないのも癪に障るため予算の一部で旅行に振り替えて贅沢三昧した結果。
結果、満足
結果、大満足して帰ってきました。高級旅館に入り浸って、日が変わっては灼熱の中観光しまくり、朝晩と山のような高級料理を食い漁ってはお腹がパンパンになり、夜は寝かしつけてから夫婦で毎晩飲み、良く言ってファットFIRE、悪く言って自堕落、そんな数日を過ごしてきました。幼子のいる旅行は本当に移動含めて疲れることが多いですが、結果としてここにお金を使って良かったなと思います。
元々もっと長期の日程で日常生活を全く別の場所で過ごすプチFIRE予定でしたが、単なる豪遊旅行になったために本来的な趣旨は変わってしまいました。しかし、家族としての価値観である「思い出には金を使う」という軸で言えば間違っておらず、妻も旅行中大変なことは日常同様に多かったと思いますが大好きな露天風呂も含めて満足してくれたのではないかと思います。
思い出はメリハリ
飽きるほど宿泊したので、帰りたくない気持ちはありつつ色々とお腹いっぱいになって帰ってきました。家族の思い出には金を使う、という信条なので、こういうイベント事には惜しみなく支出をする考えですが、中途半端に我慢したりするよりも、もうこれ以上できんというくらいやるとお腹いっぱいで飽きる感覚がやってきます。もうしばらく来なくていい、やらなくていい、食べなくていい。そんな感情に行き着いたらそれは勝ちなんだと思いました。
私の年収がそれなりに下がる結果になり、今後の旅行やイベント事も制約が出ざるを得ません。その中でも可能な限りこういう支出は正当化できるように企画したいですし、経済的な意味でも可能となるように私自身も仕事を頑張らないといけません。
いずれにしても、日常と非日常を明確に線引きできるくらいにメリハリを付けて、貯める時は貯め、使う時には使い、そういう緩急が思い出の色合いをより鮮明にしてくれるのではないかと考えています。
夫婦の意識に変化
妻と会話していると節々で考えてることが変わってきたのかも、と思いました。今回のプチFIRE挫折は結果こそ残念でしたが、得るものを得たという点では良い出来事だったかもしれません。
妻はこれまで家計含めてお金のことは全て私に任せていて、旅行などのこともお金のことを考えずに色々願望を伝えてきてくれたのですが、転職によって私の年収が減る事、自分が雇用形態を変えることで世帯年収を上げられること、今しかできないことに支出をすることの価値、未来は分からないことからの逆算としての今この瞬間の価値、そんなことへの想いが少しずつ妻の口からも出てくるようになっていました。
プチFIRE企画で私がボロクソ言われた事、それに対する私の想い、そういうことを伝えたことも意味があったかもしれません。何より、今回の旅行のように一層家族での思い出にお金を使うんだという事を実際に重みのある金額で示してきたことも要素としてはあるのかもしれません。いずれにしても、夫婦の想いが昔よりも一つの方向に向いている、そんな感覚を抱くことができました。
投資の文脈では、今回使った金額を投資に回していてもインパクトがあるくらいの投資にはなったのかもしれません。しかしここで決断するのは自分たちの価値観であり、私にとってはこの金額が20年の複利運用より価値ある使い方だと思って使い切るという判断をしたという事です。逆に、今後の支出に対してもその位の覚悟をもって決断したいですし、その覚悟を持てるだけの企画をするという想いでもあります。
一心不乱に投資して来ましたが、ここからの人生ではお金の使い方についても学びたいと思います。50代60代になってから使うお金を貯める一方で、いざその年齢になってお金の使い方が分からないというのは実際ありがちかもしれません。長いようで短い人生、今も将来も共に欲張って幸福度を追求していきたいと思います。
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