三菱UFJ国際投信がオルカンなどの信託報酬率を大きく下げてきました。新NISAを控えて腹を括ってくれたようです。8月も終わりますが、いよいよeMAXIS Slimは独走態勢に入ったかもしれません。
驚異の信託報酬率
三菱UFJ国際投信はオルカンなどの投資信託で信託報酬率を大きく下げてきました。
日興アセット、野村アセットが類似商品の大幅な低コスト化で勝負を仕掛け、コストの見せ方含めてひと悶着あったりしましたが、三菱UFJ国際投信は真っ当にこれを受けて立つ格好になりました。元来、最低コストの徹底を掲げていましたが、新NISAを前に有言実行で覚悟を決めてきたように思われます。
私自身、三菱UFJ国際投信を斜に構えて見ていましたが、これは一定の覚悟を感じるリリースであり、無期限で運用される新NISAの投資先としてひとまず安心して資金を置くことが出来るかなと感じました。元々オルカン一択の方針で考えていましたので、投資先に変更はありませんが、コストが極小化されるのはこの上ない喜びでございます。
新NISAはオルカン
インデックス商品はコスト勝負以外に競争など無いように思われます。ベンチマークに対する乖離率など品質の部分もあるでしょうが、そもそも指数に連動させることが前提となるので基本的にはその商品をいくらで売ってくれるかという点に帰結すると思います。
新NISAでは積立枠と成長投資枠があり、積立枠では設定によりテクニカルな投資資金の偏りを持たせられる点はありそうですが基本的には毎月10万円を上限に投資設定されることになります。eMAXIS Slimが現時点でインデックス投信の王者となっていますが、新NISAの導入後もその立ち位置を確たるものにする土台が整った印象です。
既に巨額の運用規模であるeMAXISに対して、後発の同類商品がその地位を奪う事は容易ではありません。それを目指して(あるいは単体赤字で他の商品販売に繋げるフックとして)低コスト勝負を仕掛けた日興や野村も、今回追従されてしまったことで資産規模の拡大は容易ではないように思われます。
いずれにしても、一度積み立て設定されてしまうとスイッチングコストが大きくなりますし、これまでの実績としても三菱UFJ国際投信が断続的にコストを下げてきたことを考えれば、現時点ではこの先インデックス商品のトップをひた走ることは確実に見えます。
何はともあれ、来年以降の投資について心強いリリースとなりました。心置きなくインデックスはオルカン一択で投資していきます。
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