主に中小企業のビジネスに対する雑感。世の中は私が思っていたほど清廉でも潔白でも完璧でもなく、適当なのかもしれない。
中小企業という魔物
転職して自分自身も小企業へ、関わる範囲も中小企業に、とシフトしました。その中で色々この年になって分かったこと、感じたことがあるので雑感です。
私はもっと世の中のビジネスや会社というものが崇高で高尚で清廉で潔白で他者を思いやっているものだと思っていました。綺麗事を言えばそういう事です。しかしここ直近、そんな美しいものではないと思う事が多くなり、こんなものだったのかと一抹の哀愁を漂わせています。
製造業など形に残るものをビジネスにするとまた少し違うのかもしれませんが、私の場合は無形商材であり、その点からすると実に適当なものを売っている会社が多く、またその会社が伸びていたりするのを目にしています。また経営者自体も自分勝手で、自分の所得のために従業員をどうこうするという事も平然と行われているし、企業間取引でも通常考えられない取引をしている（別に違法でもないけど）ことがあります。コンプライアンスとは無縁と思えるような無法地帯、なんていえば語弊がありますが、闇というか汚さというか強かさというか、経営者の好き放題しているなと思う場面に出くわすことがあります。
たまにTwitterでも中小企業にまつわる話があったりしますし、そういう文脈の延長線上にマイクロ法人などのロジックもあると思うのですが、あまりドロドロしたことに首を突っ込んでこなかった私としては今更ですが、なかなか思うこと、感じることが多く良く言えば新鮮、悪く言うと幻滅といった気持ちを抱いている今日この頃です。
世の中は自分勝手だ
投資は自己責任、とよく言われます。それはそうでしょう、と思いますが、自己責任を問う側が無責任すぎる側面もあるとは思います。自分の利益のための銘柄推奨、アフィリエイトも含めて他人を陥れてでも収益を上げようとするインフルエンサー。そういうものがたくさんあるし、その行き着く先が詐欺だったりすると思うのですが、正直誰も彼もが自分勝手です。自分さえ儲かればそれで良い。それを体現できるのが市場なのかもしれません。
ここ数年、自分の自責志向や他人に対する清廉潔白のような性格でメンタルにダメージを負ったりしていた私にとって、こういう世界を改めて感じることは良い意味で自分って何をそんなに自分のことを苦しめていたのだろうと思うきっかけにもなりました。自分が勝手に他人に左右されて苦しんでいる中、周りでは他人を足蹴にしてでも自分の利益を確保して贅沢こいている人間が溢れかえっている。そんな光景に何してるんだ自分は？という問いが浮かんでくるものです。
別に何を批判したり告発したいわけではないので、ただ単純にそういう世界だったということを踏まえて自分はどうしていくの？という点にしか思いは無いのですが、今年になって色々考え、行動に移してきたことを後押しというか、特段妨げるものでもないので、そこは思いをより深めて向かって行こうかなと思うのです。
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