新年早々、個人投資家、あるいは資産形成に邁進する人間としての禁忌を敢えて犯す行為をするのが今年の私の変化です。
”ブランド”に金を払う
新年早々、アウトレットや銀座に私たち夫婦の姿がありました。何を血迷ったのだろう。
資産形成ブームともいえる今。それを支えるのが投資であり、何より節約や倹約であります。いかに生活コストを抑え、サイドFIREなりなんなりをするかという話で、年間生活費が360万なんて高すぎるような印象すらあるのが今のブームであり風潮でもあります。
我が家も元来生活コストは低い方であり、故に資産形成に邁進できたわけですが、2024年は年初から禁忌を犯したわけであります。
結論、妻に”ブランド物”をプレゼントしました。出会って、そして結婚して、それなりの年月が経とうとしているのですが、初めてブランド物を買ってプレゼントしたのです。
夫婦の在り方は色々あります。定期的にプレゼントを贈り合う夫婦もいるでしょうし、それが小額な夫婦も、毎回ハイブランドの夫婦もいるでしょう。一方で我が家のように特段プレゼントをし合ってこなかった夫婦もいると思います。捉え方は色々あると思いますが、少なくとも、我が家ではプレゼント文化はなく、出会ってから初めて立派なブランド物を私は買い、プレゼントしました。まぁ控えめに言ってダメな旦那ではあります。
出会って結婚した時、私の年収は凄く低くて、その後転職もしながら苦しみながらも上げて来た社会人人生です。だからこそ生活コストを年収相応まで引き上げず、資産形成に回しながら家計を回すことが出来ているのですが、一方で投資するばかりで良いのかとふと思うような場面も出てきました。妻はボロボロの財布を大事そうに使っているし、私も傍から見たら大した稼ぎの無い旦那にしか見えません。別にそれはそれで構わないし、だからこそそうやって生きてきたのですが、何も徹頭徹尾汚い格好しなくても良いのではと思ったりもします。（別にそこまで汚くないですがｗ）
いずれにしても、妻にちゃんとしたものをプレゼントすることが、これまでの社会人人生を支えてくれ、その結果今の生活、給与が貰える自分になれたことに対する感謝の一つかなと思ったのです。
浪費してみて思う事
普段ブランド物になど興味のない私たちですから、あれこれ調べまくり、路面店に出かけてはヴィトンからプラダから何から何まで突撃しては見て回りました。ユニクロ、GUで全身固めた夫婦が突撃するので雑な対応もされましたが良い経験です。
妻が何と無しに「あのバッグ可愛い」などと鏡で当てていたバッグが店出て調べた結果ウン十万円だったことには二人で爆笑しましたし、とあるハイブランドでは店内に中国人か、若いド金髪の日本の兄ちゃん姉ちゃんの成金しかいないことにもウンザリしたり、世の中こんなに金持ちっているんだなと肌で感じたり、色々と思う所も多く非常に疲れた一方で充実したショッピングデーになりました。
何より、買った後ブランドロゴの入った紙袋を持ち、ニヤニヤしながら鼻高々に銀座を端まで歩く妻が面白く、非常に幸せでした。（相当かっこ悪いですが、人生で初めてなので許してあげてください。）
買ったものの金額も決して安くは無いのですが、それでもそれ自体を自慢できるというより、そういうモノを買う事ができるような仕事ができるようになった私は嬉しかったし、そういうものを初めてプレゼントされた妻も本当に嬉しかったんだろうと思います。資産形成の観点からはとんでもない浪費ですが、お金を使う事で感じられること、得られることもまたあるという事を改めて学びました。
これから定期的に何回も買えるような店でもなければ商品でもないので、また次は何年後なのか分かりませんが、お金の使い方を失敗も通じて身に着けていきたいものです。
家に帰ってからまるで子供のように箱から出す妻の姿が一生の思い出になりました。これからも仕事で稼ぎ、資産を作り、子供のために、妻のために、経済的にも豊かな生活が未来に渡ってできるように頑張ろうと思います。高い買い物も決して無駄ではないかもしれません。非常に多くの学びをありがとう。
【余談】
LVMHはやっぱり凄い。株が欲しい。（結局）
けど今回最も心底嫌いになったブランドが属するのもLVMHでした。実地の学び。
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