新NISAの始動に伴ってチャラチャラしたコンテンツ、情報が溢れている印象があります。ちゃんとした会社にとっても営業の的であり、新NISAから投資を始めたカモネギを集める集客装置でもあるかもしれません。
鴨が葱を背負って来た！
テレビCMを見ていると保険会社でも新NISAやiDeCoの相談ができるとのことで、大好きな今田美桜だから笑顔になれるものの、ちゃんとした会社にとっても大きなビジネスチャンスではあるようです。
投資の世界って資本主義の最前線のような場所で、金をもって金を稼ぎ、勝敗は明確で持つ者持たざる者共に薔薇色にも泥沼にもなる結構不義理でもある世界であると思っています。親切そうに教えてくれる人も大抵はそこに情報料なのかアフィリエイトなのか利益がくっ付いているのが当たり前であり、基本この世界では損得勘定無しで他人を助けるような人は居ないと思って大きな間違いにはならないように思います。そういう意味でドライだし、自分勝手にできるし、良いも悪いも合理的な世界であります。
新NISAを契機に投資を始める人も多いでしょうし、これから年を追うごとに増えると思いますが、投資先を人に聞いたらまずはカモネギ軍団の所属になる可能性があります。なんだか世知辛いですが、お金がかかると人というのは結構不義理なんですよね。
資産を作れるか、失うか、カモられるか
個人的に、これから新NISA関連ではノイズになるような情報がより溢れるようになると思っています。新NISAに乗じて株式投資したら爆損こいた、みたいな話が散見されるようになり、ワイドショーで取り上げられ、街中の声も拾ってはあの人も損、この人も損、こっちの人は利益を上げているが特別な人です、みたいな感じで編集されるんでしょう。最終的には得意の政治談議に繋がり、国の推奨する株式投資には裏があるんだ、分かったでしょうと締まります。いずれにしても、新NISAは投資分の利益が非課税になるというだけの話であって、根本的に株式投資から収益が上がるかは全く別問題であることに変わりはありません。これまでも多くの人が個別株、レバレッジ、インデックスで退場してきたわけですから、新NISAがあろうがなかろうがこれからもそういう人たちが継続して生み出されていくだけの話です。
新NISAを契機に投資を始める人が一定増えるのは当然だと思いますから、これから10年20年経って着実に資産形成した人たちがフォーカスされるようになるまでは損した話しか出てこないようにも思います。資産を作る一助にもなれば、爆損をこいて不満分子になる入り口でもあるという事です。
Xの中で情報収集を完結させるよりは、名著ともいえる投資本を手に取って読んだ方が間違いなく変な話には引っ掛かりませんし、自分なりの論もできて投資も軸をもって取り組むことが出来ると思います。
投資の世界だけはホントに人間が人間を助けない世界です。自分が取り組める範囲内で、自ら判断して自分勝手に利益を上げ、損をしていきましょう。自戒を込めて。
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