私の投資履歴書~インデックスを添えて~

モノクロさん家(チ)の運用記

全世界への長期投資で地味かつ着実に資産が形成される(予定)

142円を突破した為替について思う事

ドル円が142円を突破しています。私はしがないサラリーマンなので、自分ができることに徹するのみです。

 

円の資産価値が、という高尚なお話

現時点で142円後半、143円に突入間近です。

もう円安方向に突き進むばかりでどうにもなりそうにありません。為替は株価以上に読めない、難易度が高いとのことですから、今後どうなるかは株価も読めない私には分かりようもないと思います。

あまりの円安と世界で進んでいるインフレで、生活にも経済的な負担が生じてきているようです。その中で、この円安によって相対的に円の価値が下がってきており、翻ってこの国はもう駄目だと言われることも多くなっているように思います。(この国はもう駄目だ、は昔からありそうですが。苦笑)

私の場合、マクロ経済にも造詣が深い訳でもなく詳しいことは分かりませんが、円の価値がどうのという話は聞き流す程度に見ています。(相対的な円の弱さは理解します。)

給与が上がってきていないという背景はありつつ、日本の場合はたかだか2%くらいのインフレです。アメリカでは10%近く、欧州でも電気代が倍以上になり、トルコはインフレ率が80%と聞き及びます。深刻なことに違いはありませんが、経済的な面以外でもイギリスは相当問題を抱えているようですし、世界中の国が余裕なく事に対処しています。

円での預金にもリスクがあるんです、の根拠が今のような状況だと思いますが、輸入品など実害ありつつ、円安が20%30%進んだからと言って、別に今すぐ生活を20%30%切り詰めないといけないわけでもありません。日本で暮らしている以上、円で生活しているわけですから、とやかく言っても仕方ないね、くらいに思っています。

元も子もないですが、本当にこの国が終わるのだと思うのであれば、アメリカでもどこでも行ってしまえばいい。時代はそういうものに変わりましたし、実際多くの人が海外で居住し働いています。私のように英語もまともにできない人は日本で生きていくしかないのです。そういうものです。

とにかく、この国が終わりだという不安の煽り立て、自分には一般人には見えていないリスクや事実が見えているんだというプライド、そんなものは捨ててしまえば良いと思っています。

 

ベクトルを自分に向けてみる

といいつつ、我が家の資産はほとんどが外貨です。日本株や円預金の比率は全体から見ればかなり小さくなっており、今も円安の恩恵はその点で受けていると言えます。

ただ外貨への分散、というのは昔考えたことはありますが、今は米国株が欲しいとか、そんなものの結果として外貨資産が増えているに過ぎません。為替差益を狙っている意図も、少なくとも意識の中にはそんなにありません。

今回の円安で学んだのは、米国株の下落を円安でカバーできてしまっていることの威力ですね。米国株は死屍累々の下落ですが、円ベースで見るとほとんどダメージはないようです。そこで私が考えているのは、円高での株安、株高のフェーズです。

少なくとも私の中では、今の円水準、あるいはそれ以上安い水準が今後定着していく未来をあまり想像していません。まぁいつかはまた120円、あるいは90円台みたいな世界観もあるかもしれないと、過去体験していることもあってそちらの方が想像しやすいです。

その時に、円高と株安が同時に来るとどえらいスピードで円ベースの資産は減るであろうという地獄と、株は上がっているのに全然円ベースの資産が増えないという耐えがたき忍耐の時期が想定されます。

素人目では、米国金利が下がると円も戻ってくる、米国金利が下がると株価が上がってくる、の2つから円高株高はあり得そうだなと思えます。円高株安はファンダメンタルを抉るくらいのリセッションが来るとなりえるのでしょうか。

とにかくそんな想像をしてみたりしています。

現時点では、私は為替より株価を優先するので、円安だろうが円高だろうが、株価が好みの水準であれば買いに行きます。また為替を理由に売ることもしません。配当の円転も然りです。

日本の崩壊を嘆く前に、こういう環境下で自分にできることや、自分はどうするのかといったミクロのことを考えています。国を嘆いてもすぐには変わりませんからね。

これから起こりうる現実に落ち着いて向き合っていきましょう。(自分で自分に言い聞かせる。)

 

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