投資について色々考えてきた1年ですが、その根幹には「ちゃんとした利益」を作るための投資がしたいという思いがあります。
「ちゃんとした利益」
私の場合、投入している資金は給与であり、投資しているお金は家族のお金です。これまでインデックス投資からスタートし、今は個別株に精を出しながら(主に)損を出したり、利益が出たりしていながらも、コロナショックをはじめ大きめの下落局面は何度もありつつ、運よく退場せず続けてこれました。
個別株を始めてからというもの、インフルエンサーを見つけては知った株を買い、売り時も分からずガチホだという事を信じ、爆損抱えて売りさばき、素直にインデックスに全額投じていれば、ということをしてきました。常に雰囲気で投資してきたわけですが、「ちゃんとした利益」を出したいと思うようになり、3回目のポートフォリオ組み換えに着手したのがつい先月の話です。
「ちゃんとした利益」とは、一夜で築いた莫大な資産ではなく、着実に底堅く積み重ねる利益のイメージで思っています。レバレッジも含めて、あっという間に気付き上げた利益は失うのもあっという間であり、それを防ぐ技量が今の自分にはないと痛感していることから、時間をかけて自分の弱さをカバーしようということです。
勿論、時間をかけた利益だからといって無くならないわけではありません。コロナショックから大きく上げ、金利引き上げとともに数年分の株価上昇を打ち消した銘柄はいくつも頭に浮かぶからです。あくまでイメージとして、ですね。
自分との対話、自分との戦い
雰囲気で投資することが悪いとは思っていません。投資は利益が出せるかがすべてであって、インフルエンサーに乗っかろうが、人のまねしようが、レバレッジかけようが何しようが、最終的に利益確定した金額が大きければ勝ちだと言える世界と思っています。
しかし、人生という長いスパンで考えた時、投資と言いう活動は息長く取り組めるものだなと感じ、いくつになっても頭がまともであればいつでもどこからでも楽しむことができるものだと思うようになりました。そう思うと、なぜ成功したのか、なぜ失敗したのかも常にわからず、全く進歩しないままに「えいや!」と買い続けることが勿体ないことのようにも感じられ、自分なりに投資について考え、自分で選び、自分で売買やホールドを意思決定することをちゃんとやりたいなと思いました。
資産自体は家族のためになるものですが、その過程については自分との対話、自分との戦いであろうと思います。プロセスに満足できるよう自分で自分に折り合いをつけていく、そんな取り組みなんだと思います。
所詮は個人投資家
結局私たちは個人投資家であり、自分のお金を自分で勝手に投資しているに過ぎません。誰から強制されるわけでもプレッシャーをかけられるのでもなく、自分がいつ何にどの程度投資をして、どこまでホールドするのかを決められます。
突き詰めれば自分の人生を豊かにできる使い切れるお金が出来さえすれば、それは預金でも問題なく、逆に言えば指数に勝つことや無制限に資産増加を追い求める必要も全くないわけです。
投資を趣味とするにはなかなか勉強代が高くつくこともあるので、単純に楽しむだけではやらない方がましだとすら思いますが、楽しむためにも、そしてそれを続けるためにも一撃の大きさに惹かれて過度なリスクを背負ってブラックスワンに食いちぎられるのではなく、着実に利益を作っていきたいと思うのです。
私も改めてブラックスワンに対して備えられていないことを課題だと思い始めました。これからも幾度となく失敗するでしょうが、致命傷を負うことなく、瘡蓋で済ませながらも都度学習し、自分の投資利益に繋げていけたらと思います。
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