私の投資履歴書~インデックスを添えて~

モノクロさん家(チ)の運用記

全世界への長期投資で地味かつ着実に資産が形成される(予定)

一括投資でもドルコスト平均法でも結果を享受しなければ意味がない

突如として盛り上がるインデックス投資ですが、今回は一括投資vsドルコスト平均法というテーマで湧いたようです。

 

一括投資かドルコスト平均法

ドルコスト平均法の有用性が強く語られてきた中で、理論的には一括投資だよといういつもの流れだと認識しています。この辺は色々な方が論じられているので、双方の良し悪しを理解した上で各人合った方法を採用すれば良いと思います。

私はドルコスト平均法というか一括投資が怖い臆病な派閥なので、ジュニアNISAを開設した時も何分割かして資金投入しました。一括投資の正当性は分かった上で、自分自身との相談で分割して突っ込んだという事になります。厳密な意味でのドルコスト平均法ではないのですが、いずれにしても私は分割してお金を投じていくスタイルでやってきました。

私見ですが、一括投資は理論的に正しいかもしれませんがこれから投資を始めようという人がやるには到底無理な方法のように思えてなりません。というのも一括投資で取得単価が動くほどの資金量があるというのは投資を始める人が多いだろうという想定があるからです。この手の論議は頭に描く前提条件が人により異なることからひと悶着を起こすので、何を前提として話を進めるのかは毎回提示してほしい所ですね。

ドルコスト平均法も有用性が語られますが、一括投資でもドルコスト平均法でも結局の所、資産額が増えてくると取得単価を動かすほどの追加投資インパクトがなくなってきます。資産額100万円に対してボーナスの100万円を追加投資すれば大きく動くでしょうが、1,000万円、2,000万円と資産額が増えれば追加投資の100万円のインパクトはだんだん薄れてくるのは当然のことでしょう。最終的にはどちらも大して変わらなくなってくるというのが出口付近での話になると思います。

まぁいずれにしても資産額が小さく、手許現金が多い状況で、いきなり多額の投資を行うというのがそのフェーズの人に合っているかは少し疑問だと私は思っています。ましてやこれから初めて投資する人がインデックスとはいえ手元資金を一気に投入するのは早期退場につながる危険性はあり、価格変動に慣れていないのだとすると下落局面で耐えることは結構なハードルのように思えます。

 

入口も大事だが出口にしか利益は無い

比較的長期間の投資を前提とするのであれば、最初の数百万みたいな資産フェーズであれこれ気にするのも実りが小さい気はしています。最終的には投資期間を乗り越えて迎えた何十年先の出口にしか利益は存在しておらず、その途中で耐えられず退場していく人たちが毎回多数発生している事実からも、そんなに簡単にたどり着ける出口ではない気がするのです。

ワイドショーでもインデックス投資が挙げられる時代になってしまいましたが、インデックスに投資していれば誰でも儲かる訳ではないし、そもそも儲かってきたこの10年20年でも途中で挫折して損切りした人が結構いるはずなのです。入り口の議論に深くはまり込むのも良いかもしれませんが、最終的に出口にたどり着くことも重要であり、その点で言えば大枠として要所を抑えているのであれば、さっさとまずは継続できるやり方で歩みを進めた方が良いのかもしれません。

インデックス投資界隈はすこし理屈っぽい所があります。有益な情報の山だと思っていますが、あまり深くはまり込むのはリターンとしての見返りが小さいかもしれませんね。

 

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