マクドナルドが値上げするようです。インフレも実感できるようになってきましたが、給与が付いてこないと満足に生活できないこともひしひしと感じるようになってきました。
モノが高くて買えない
マクドナルドが値上げを発表しました。
10円程度のものから100円を超えるものまで様々なようですが、いよいよマクドナルドも高級嗜好品化してしまいそうです。マクドナルドを食べられる家庭は富裕層。ショッピングモールでの観察も楽しくなりそうです。(趣味悪)
冗談はともかく、我が家も子供が好きなために結構な頻度で業績貢献しています。マクドナルドの株主様には土下座してほしいくらいですが、値上げは家計的にもなかなか辛そうです。一昔前、マクドナルドのハンバーガーは駄菓子のような値段であった記憶が根強く残っていますが、今やセットと少しサイドをつけると1,000円超えてくるのも普通な時代になってきているようです。まぁ駄菓子の値段の時も逆の意味で相当悪い時代だったと思いますが。
コストを賄うだけの収入
マクドナルドに限らず値上げは様々な品目で発表されていますし、値上げとは異なりますが近年は果物の値段が果てしなく高くなったように個人的には感じています。
果物が好きなのもありますが、旬のものをスーパーで買えずに口にすることなくシーズンが過ぎていくのも普通になりました。例えば、さくらんぼ、梨、桃、ぶどう、いちご...高すぎて買えませんよね。
ふるさと納税で人気商品のシャインマスカットも、スーパーで2,000円を超えるような値段であり、常識的に考えてそんな商品を手に取ることは普通の家庭では不可能なように思います。弁当が買えるような値段(あるいはそれを超える)で1個、1パック売っている果物が多く、ディズニーランド内ならつゆ知らず、現実世界では到底手に取ることはできません。
全体的な家計のコスト増を賄うための収入というのが大事なんだと日々実感しつつ、改めて会社には感謝しておきたいと思います。
だから投資しようの罠
大抵投資の文脈でこういう話になると、だから投資をして資産を確保しようみたいな話になりますが、それとこれとは別で慎重に考えた方が良いかもしれません。
インフレに関しては実質目減りという世界観で、同じ100円でも昔は買えたものが今は買えないという見えずらいものにすぎません。(もちろん大事な観点です。)
しかし投資に足を踏み入れると、そこでは実額としての資産減も待ち構えていて、インフレには負けるわ、そもそも資産の実額も減るわ、でダブルパンチあるいは往復ビンタを食らう世界観もあるということは忘れてはいけないと思うのです。
個別株に投資してインデックスに負けるのであればインデックスにしときゃ良かっただけの話になりますし、インデックスに投資して実額目減りするのであれば預金しときゃ良かっただけの話になります。もちろん長期的に、とか論点の軸を増やせばまた話は変わってきますが、資産が増えることを前提に意識高い系のノリで投資に踏み出すと、何もしなければ失わなかったものまで失う羽目になりかねません。
お金の勉強、金融リテラシーなどのキーワードが踊る昨今ですが、本当に根幹として重要なのは「収入ー支出=余剰資金」という数式だけであり、投資に関してもインデックス投資を理解するかどうか程度のことであろうと私は思っています。何やら高度な銘柄分析技術や相場観を金融リテラシーとは思わないということです。そんなものなくても幸せに過ごせる人生の方が多いのであり、適当に鼻高々そんなものをなまじ身に着けた結果、資産を失うのも良くある話です。
まずは労働収入、次に家計管理。投資はそのあとに来る趣味みたいなもので、強制される謂れはありません。営業トークに安易に乗らないよう、注意とフラットなものの見方が大事です。
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