私の投資履歴書~インデックスを添えて~

モノクロさん家(チ)の運用記

全世界への長期投資で地味かつ着実に資産が形成される(予定)

人は何故、株価が上がると買いたくなり、下がると売りたくなるのか

人間という生き物は、なぜ株価が上がってから買いたくなり、下がってから売りたくなるのでしょうか。

 

身勝手な望み

日本株をあまりやっていない私ですが、少数の銘柄を保有しているため、たまにyahooの掲示板を見たりします。完全にエンタメですが、上がる時も下がる時も何かと荒れるのが面白いなと思っています。

足元でMSOLが2日連続のストップ高を付けてくれました。あんまり話題になっている感も無いのですが、一応目立ちはする値動きだと思うので掲示板の方も盛り上がりを見せています。売り煽り、買い煽り両方ともにカオスな投稿がたくさんあり非常に面白く拝見しています。

〇円の時は安かった、〇円台だったなんて信じられない、このまま〇円まで行く、PER〇倍と考えても〇円にはなる、そんな声もたくさんあります。それなりの期間保有している銘柄なのでこれまでの値動きや決算でやらかしてきたことも多少なりとも記憶にありますから、私としては良くも悪くも冷めて見ている感はあるのですが、なぜこうも人は身勝手に未来を予想するのだろうと改めて思う所があり面白かったです。

ついこの間までゴミ株と称されながら、一度上げ始めるとこれはダイヤモンドだと言わんばかりの手のひら返しはここ数年のアメリカ株も同様であり、世間の評価がいかに身勝手であるか、個人的にはよくよく理解できたような期間でした。

バフェットは時代遅れの爺と言われるようになりましたが、今やそんなことは言われないし、キャシーも時代の寵児と持ち上げられましたが、今はボロクソ言われることの方が多いかと思います。大体そんなもので、調子が良い時は神やら仏と言われますが、調子が悪くなるとゴミカスと罵られるのが世間の目です。

 

「だけど」から始まる

大きな話はさておき、私自身も自分の銘柄について株価が上がるともっと買っておけばよかった、いつ買おうかなと考え、下がるといつ売ろうか、売った方が良いかもしれない、などと日々考えます。いやいや、高い時に売っておけば良かったし、下がっている時に買えば良かったやん、という話なのですが、人間たるもの自分の都合に合わせて身勝手な願望を相場に求めるものだと改めて思うのです。

「だけど」から色々思惑が出てきます。今は買い時かもしれない。「だけど」これからも下がるかもしれない。そんなやつですね。ある時はミクロの観点で、時にはマクロの観点で、あるいはバリューの観点、グロースの観点、とその時の自分の希望に合わせて都合の良い情報を繋いでそれっぽく納得したりします。そういうことをしてしまうのです。

今年に入って売ることの躊躇いが小さくなったこともあり、決算前に不安で売ってみたり、逆に決算に賭けて買ってみたりしてしまっているのですが、そういう下心しかないような取引は基本上手くいっていませんでした。悉く逆を行くのです。

投資って儲けるためにやるんですが、儲けようとすると失敗し、あまり前のめりになっていないと知らぬうちに儲かっていたりします。そのあたりが悪戯な感じ、いやらしい感じがします。投資って難しいですね。

 

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