結論、今回考えていたプチFIREの計画は諦めることにしました。学びが多く、今後の自分の生き方に活かしていこうと思います。
自分と世の中の認識ギャップの大きさ
今回一番思ったのは、私と世間一般の認識には大きな大きなギャップがあるという事です。自分の働いてきた環境、会社、風土、収入、資産などなど、これまでの自分のバックグラウンドに基づいて許容されることだと思った事も、少しフィールドが変わると全くの非常識になることをこの年で改めて学びました。
今回の計画を企画するにあたって、自分たち以外への影響を甘く見積もりましたし、許容されるレベルの想定も大きく違いました。その点は私の未熟さや甘さ、甘えであり、今回猛烈なトラブルに発展したことでウンザリするくらい学習しました。
投資界隈に限りませんが、界隈それぞれに世間とかけ離れた認識が存在します。投資の世界で言えば、資産数千万円は何も驚くことでは無かったり（そのように思えてくる）、仕事における業界や慣行では年収水準や働き方の常識や認識が大きく異なります。そういう限られた自分の視野に映るものでフィールドをまたぐと、偉く大変なことに発展してしまうことが非常に心にダメージとなりました。
”普通”でないから”普通”でない
FIREは普通のことではありません。年収や資産水準も、自分が思っているものが世間的には低すぎたり高すぎたりすることもあります。そしてそれは一種の価値観でもあり、そういう世界観に触れたことが無い人には全く理解ができない異物に映ってしまいます。
今回妻や私に投げかけられた罵詈雑言も含む熾烈な問いかけには、納得できるものもそうでないものもありました。自分たちの考えで何でも自由になるわけではないと改めて思いましたし、深く反省しました。
誰もが”普通”にできることは”普通”なことであり、誰もができるわけではないから”普通”ではないのであって、そこを当然のように捉えたり考えたりしてしまったことが大きな失敗だったと思います。私の”普通”は決して”普通”ではありませんでした。
私の思い
他人から見ればただの長い遊び旅行にしか見えない今回の話。弁明ではありませんが、私個人としては自分の人生の大きな転換点になると覚悟をして決めてきたことでした。その一部として仕事を退職したことがあり、自分の生活を考え直すことがあり、家族に向き合いたいと思った事があります。
どこまでも自分勝手に決めて、結果的に妻に酷い仕打ちを受けさせる地獄になってしまいましたが、言い返してやりたい強い思いとしては、私は家族との大事な思い出や時間を過ごすために何年も思い続けて迎えたこの時期だったという事です。
妻にも改めて言ったことがあります。
子供たちも、あなたも、僕も、みんなが揃って迎える明日が来ると信じて疑っていないけども、決してそうではないと僕は考えている。
明日誰かに何かがあるかもしれないということ。
何も起こらなかったとしても今この瞬間の僕たちは今この瞬間しかいないこと。
後回しにした結果、もう子供は一緒に付いてきてくれない、そういう時期は来る。
私としてはこういう思いを強めた結果、今回の計画に至ったという背景があります。自分の父親とも自分が子供の時の話をし、父親がしてくれたこと、後悔していること、そんなことにも触れながら、今自分が父親として家族に対してできること、やりたいことをやらねばならないと強く思ってきました。
結果、それは肩に力を入れ過ぎたお花畑の非常識と片付けられたのが今回だったという話です。しかし私はこの点だけはそんな簡単な思いではなかったと言いたいのです。これまで社会人人生を賭けて追ってきた一つの道を諦めてでも決断したからです。それだけは認めて欲しいと思っています。
翻って、自分の生き方としてこうしていきたいというものが今回の件で強く明確になりました。そのために、それを得るためにこれから私は仕事で、投資で、家事で、育児で結果をつかみ取っていかなくてはいけないと改めて思うのです。もっと仕事で信頼を得て自由に働き、もっと稼ぎ、投資でさらに増やし、家族のためにも役に立ち、そうやってもっともっと自分の掴み取りたいものを確実に、大きく、立派にしていかなくてはいけないと思いました。こんなにも攻撃的な言葉を怒号のように浴びせられるような惨めな思いを二度としたくありません。私には幸せに生きていく権利が絶対にあります。
今回の経験を無駄にせず、またいつか必ずこのやりたかったことをやり遂げてやろうと思います。諦めるわけにはいきません。それが私にとっての信念だから。頑張る。
↓ポチっと応援よろしくお願いします↓
