私の投資履歴書~インデックスを添えて~

モノクロさん家(チ)の運用記

全世界への長期投資で地味かつ着実に資産が形成される(予定)

自分が投資しているものを理解すること

自分が何に投資しているのかを理解すること、自分が分かっているものに投資をすること。バフェットやリンチも言っていますが、言うは易く行うは難し、と痛感します。

 

自分が何に投資しているかを知る事

日本個別株への投資を開始して以降、銘柄選定から実際の買付まで行いましたが、早速当初考えていたことから転換し、一部売却をしています。日本株への投資をきっかけに改めて投資について考えましたが、なかなか奥が深いなと痛感している次第です。

昨今、日本株ではファンダメンタル分析に比重を置く投資が流行りというか主流というか、注目度が高いように見受けられます。著名なあの人、という感じですが、機関投資家と同等かそれ以上の分析でαを追求するという感じでしょうか。

今話題の人を取り上げずとも、元来バフェットやピーター・リンチも企業分析の大家のように思われますが、銘柄を知ることの重みを改めて感じる次第です。

自分が何に投資しているかを知るという時、株価指標だけでは足りないし、事業内容だけでは足りないし、財務分析だけでも足りないように思います。逆にそういう事だけで良ければ、きっともっと多くの人が投資で財を成せるとも思われます。

いずれにしても、ちょっとした分析や確認だけで「知った気になっている」自分がいることに改めて気づきました。大して何も分かっていないことが分かったという感じです。ピーター・リンチはどこかの講演でなぜその株を買ったのかを聞くと「この株は上がるからだ」としか言えない人が多すぎる、というようなことを言っていました。自分も結局そうだったんだと当然気付いていましたが、真正面からそれを突き付けられた感じがしています。

 

自分の投資が何であるかを知る事

同時に自分のやっている投資が何であるかも理解していませんでした。

今回日本株ポートフォリオを組むにあたって、1銘柄が全資産に対して与える影響を試算してみると、10バガーですら大したインパクトの無いことに気付いてしまいました。そんなことは計算しなくても分かりそうなものですが、私はちゃんと分かっていませんでした。

「個別株は趣味」を体現している状態で、実際の所上にも下にも大した影響を持ちえない範囲内でお金を転がしているだけだと気付いた時、単純に分散だなんだと片付けていられないなと思ったのです。

自分の強い志向性の核に「分散」があることに再度気づきましたし、無意識のうちに10バガーすら無効にするまで分散し尽くしてしまう癖を持っているようです。悪い面だけではありませんが、個別株への投資はそれが理想なんだっけ?と自問自答したりしています。

 

考えて進め

米国株でも日本株でも慣行や特徴に違いはあれど、本質的には株式投資であって何も変わらないはずですが、日本株に手を出したことで考える契機を貰いました。

元も子もないのですが、個別株投資では銘柄を知り尽くしたとしても稼げる保証などありません。何なら努力や投じた労力をかき消す損失に陥る人の方が多いようにすら思われます。インデックス信者から見れば、無駄以外の何物でもありません。

それでも、自分で何かを考え、それが合っているかを市場にぶつけながら、最終的にはその結果が株価として返ってくるコミュニケーションはいささか楽しいものです。物事は何事もバランスなので、何かに振り切る必要も無いように思いますが、自分にとっての個別株投資は何なのかを考え、何に何で投資しているのかを明らかにしていく一人遊びなんだと思います。

退場しないようリスク管理をしながら、頭が働くうちは取り組めるこの趣味で、願わくはいい結果が返ってくればいいなと淡い期待をしております。

 

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