最近はもっぱら日本株にかじりついており、決算シーズンもあって資料を見たりなどしております。日本株に取り組むことで学ぶこと、気づくことも多く、結果は結果で別の問題ではありつつ、現時点では非常に満足しています。
日本株の流儀
これまであまり日本株をやってきませんでしたが、今年に入って個別株に取り組むことにしました。目下日本株は好調で明るいニュースも多いですが、相場観というより興味が湧いたのでやってみようという程度での出発ではあります。
元来日本株にはほとんど興味がありませんでした。大型株の顔ぶれを見てもワクワクしないし、日本に住んでいる者として日本の将来に楽観的な訳でもなく、あえて日本の企業に投資しなくてはいけない理由もありませんでした。非常に悲観的ですが、グローバルで見れば世界を変えるような企業が日本から出るとも思われず、一応社会人としてサラリーマンをしていれば、日本企業の”イケて無さ”みたいなものも年齢と共に感じることは多くなります。
米国株でやって来たことをそのまま日本株でやる気にならなかったのですが、色々思案する内に日本株への投資スタンスというか、ものの考え方を変えるとモヤモヤしなくなったのでやってみようと思えるようになりました。現在は絶賛試行錯誤中ですが、米国株と日本株では全く異なるアプローチで進めています。
改めて日本株を眺めると米国株とは異なる流儀があって面白く、英語が得意でない私にとって言語の壁も無ければ、日本に住んでいてそこで仕事をしているという点から一定の解像度に到達するまでの時間が早いこともあって米国株では気づかなかった所にも思いが至るようになりました。
四半期ごとにガイダンス、コールまでやってくれる米国株。業績のグロスに対しての進捗率しか出てこない日本株。時に面白く、大体は腹を立てながら楽しくやっています。
試行錯誤を乗り越えて
最終的には日本株から撤退するかもしれないし、アプローチも投資対象もガラリと変わるかもしれないし。いずれにしても自分で考えて試行錯誤しながら自分の取り組みスタンスを固めていきたいと思います。米国株も一定落ち着くまで3年くらいかけていたので、今回もそのくらいかかるかもしれません。非常に良い趣味だと思います。
米国株で得たことを日本株で活かし、日本株で得たことを米国株に戻し、そんな形で相乗効果が出たら嬉しいなと思います。勿論結果が伴えばこの上ないですが、そんなに甘い世界じゃないので割の良い趣味くらいに留まるんだろうとは思いますが。
ともかく、どうしようもないIR資料（失礼）を当たりながら、ああでもないこうでもないと考えつつ、損を繰り返しては成長していけたらと思います。
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