私の投資履歴書~インデックスを添えて~

モノクロさん家(チ)の運用記

全世界への長期投資で地味かつ着実に資産が形成される(予定)

過去のチャートを持ち出さずにインデックス投資の有効性を説明する

私は紛れもないインデックス投資の信奉者(心酔してはいない)ですが、インデックス投資の素晴らしさを過去数十年のチャートを提示して、如何に指数が伸びてきたのかを根拠に語られることが多いと思います。

 

あれ?そもそもチャートって...

「30年前にインデックスへ投資していれば、こんなにも増えたんですよね。インデックス投資はバイ&ホールド!再現性もあるので、おすすめです。」

「え?でも過去のチャートは未来を約束しないですよね。」

「そうです。でも過去はこうでした。」

「これからのチャートが分からない中、インデックス投資のどこが有用なんですか?再現性あるんですか、それ?」

「まぁ、落ち着いてください。過去はこうだったんです。」

「気にしているのは今後のことです。」

「分かります。でもとりあえず過去はこうだったんです。」

「・・・もういいです。」

 

一般的に人間が動機づけられるものへの賭け

よくよく考えれば、インデックス投資って間接的にはランダムウォーク、効率的市場仮説を信じていたりします。株価の動きってランダムですよねー、株価にそもそも歪みってないからアクティブでは勝ち続けられないんですよねー、とか。

そういった意味で、テクニカル分析とか信じない。

チャートなんかただの線だ!これからのこととは関係ない!

サイコロでさっきまで10回連続6が出たとしても、次に6が出るとは限らない。

そういう話です。

ところが、インデックス投資自体の有用性を説こうとすると出てくるのです。

過去のチャートが。

おいおい、さんざん今までは関係ないって言ったじゃないかー。となります。

厳密には株価そのものの動きが読めないという事、過去これまでの軌跡の背景などがあるので一概にそんな上げ足も取れないと思うのですが、それでも過去こうだったから、という論拠が強い気がするのです。

ただし、私もこれはインデックス投資を信じる心の友にはしています。少なくとも儲かる可能性が高いと思うから投資できるのであって、本当に疑っていたら投資なんてできません。

さらにインデックス投資の話題としては、オルカンかS&P500か、みたいな話がかなりのロングランで上映中です。私はオルカンという商品が出る前からオルカン発想を採用していますが、ここ10年くらいの株の強さをベースに、人口動態だったり、人材の集客力等々から米国最強は揺るがないとしてS&P500でオルカン指数に勝ち続ける、という発想もあります。私も米国の強さに関しては賛同するので、別に否定していないのですが、一応日本人として失われた30年を見ているので、世界最強がずっと最強であり続けられるほど歴史も優しくないとの思いもあってオルカンにしているだけです。

ともかくも、インデックス投資の有用さや結果としての再現性って、単純なチャート形状で示されるようなものではないのかも、なんて思いました。

有用性とか結果の再現性という意味では、世の中の人が大抵の場合、なんで仕事を頑張るのかということ、ひいては何を求めてそういう活動に勤しんでいるのか、ということに尽きるのだと考えています。

働いたら負けだと思っていようが、FIRE目指していようが何でもいいのですが、とりあえず今日より明日を豊かに生きようという気持ちなんじゃないかというのが結論です。

来年は今より給与貰いたいとかって基本的な欲求じゃないですか。

投資界隈ならそれを投資に回したいとかなるでしょうが、一般的には家が買いたいとか車が買いたい、バッグが欲しいとかありますよね。

結局労働によって得るのは今日より豊かな明日です、きっと。

いやいや給与はどれだけ頑張っても上がらないんだよ。

そんな人がいても論理は同じで、下がらないように維持するのに頑張るわけですよね。頑張っても今日より明日は豊かにならないかもしれないが、手を抜けば今日より明日が貧しくなる危険性があるということですよね。

結局仕事をがんばるということです。

インデックスってそういう営みへの賭けだと思うのです。

貧しいなら貧しいなりの、GAFAMやアメリカならそういうものなりの明日への成長意欲があるわけです。企業が中計を作る時に、余程のことでなければ普通は大なり小なり成長している数値で策定するはずです。+0.1%でも成長しておきたいのが人間の欲求なのではないでしょうか。(この場合は社会的拘束力もあるけど。)

なので、インデックス投資の有用性や結果としての再現性って、チャートで提示しなくてもできると思うんですよね。どっちにしても未来を保証しないですから。

僕は仕事を頑張っている。君も仕事を頑張っている。うちの奥さんも頑張っているし、君のお父さんも今まで頑張ってきた。自分の子供にも、将来はどんな職業であっても頑張って欲しいと思うだろう。そのために多額の教育投資をする親もたくさんいる。年収300万円でも1億円でも両方に共通するのは、頑張っているということ。今日より明日を豊かにする活動。

間接的にそれが業績になり、株価につながる。

故にインデックス投資は有用なのだと思ったりしました。

 

shiawase-investor.hateblo.jp

 

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