私の投資履歴書~インデックスを添えて~

モノクロさん家(チ)の運用記

全世界への長期投資で地味かつ着実に資産が形成される(予定)

投資拒絶とマイナンバーカードの返納運動から見る豊かな人生設計

来年の新NISA開始は所得格差をもたらすものと思っています。併せて、盛んに行われる国への文句に対して自分の人生を自ら選択し、生きることの重要性が増すように思います。

 

投資の拒絶

所得倍増と思いきや資産所得倍増に変わり、結果として新NISAの制度設計に繋がってきました。政権への不満は色々あるんだろうと思いますが、この新NISAは非常に大きな手柄であることは間違いありません。

一方で、税を始めとした社会負担増の話題も目立ち、投資する余裕なんかないとの声も多く見かける所です。投資界隈に居ると高所得の方は勿論ですが、一般的な年収あるいは低所得に分類されるような人たちでも自分なりに必死に投資している姿がよく見られるものであり、少し首を傾げたくなるのが正直な所かもしれません。

もちろん、本当に苦しい人たちは確かに存在するのであり、私自身も何から何まで自助や自己責任の名のもと処理していくような社会を望んではいません。必要な支援はしっかりやるべきであり、私はこの日本というプラットフォームを使って一定生活できている恩恵を受けている訳なので、真に必要な支援のための徴税であればそれは喜んでやりたいと思っています。

しかし反射的に投資はけしからん、頑張っている自分を賄わない国は碌でもないと文句を言うような意見には与することが出来ません。

 

マイナンバーカードの返納運動

迷走するマイナンバーカードの制度設計ですが、とうとう返納運動という意味不明なアクションが一部で巻き起こっています。某高校に関しては、名誉棄損で訴えた方が良いのではというくらい名を汚されているように思うのですが、そういう価値観の人も一定数(多くは無いですけど)住んでいるという事だし、個人的に左派的な動きというのはある意味社会福祉の一環だと思うのでそれはそれでやったら良いと思うのです。

しかし既に番号が発行されているものに対して、物理カードを返納しても何が変わるわけでもないですし、むしろその運動のために要する返納手続きによって無駄なコストも掛かりかねません。基本的にこの手の話は具体的なテクニカルでロジカルな議論ではなく、根本の政治思想や価値観に基づくのであまり熱心に議論を重ねても何か生まれてくるようなものでもないと思うのです。

 

自分の人生を選択するという事

前段が長くなりましたが、これから自分の人生を自分で選択し、良いことも悪いことも受容しながら幸せに生きていくことが重要になって来るんだと個人的には思っています。みんな自動的に課長になって、みんな一軒家買って、みんな結婚して、みんな子供が2,3人いて、などといった模範となるある意味幸福の定義と言ったものが通用しない時代です。所謂ロールモデルが個別最適化せざるを得ず、こうすれば万事幸福といえる共通解としてのロールモデルが存在しない世の中になるのかもしれません。

その中で、投資するもしないも、世の中の変化に抵抗するもしないも、すべては自分の選択であり、その選択によって生じる恩恵も損害も自分で引き受け、良いも悪いも受容しながら前に進んで行くことが大事だと思うようになりました。新NISAをやれば誰でも資産ができるわけではないし、世の中の変化が激しければ付いていけずに不便被るかもしれません。どちらが正解かではなく、それぞれ良いも悪いもあるものです。それを自分で選択して自分事として生きていく他なく、頑張って仕事していてもそれだけでは食えないのは国のせいだ、あれもこれも誰のせいだと言い続けることの人生を自分で引き受けろという事です。

私は専業投資家、機関投資家ではないので投資で大事を成す必要はないし、また今回の退職でビジネスにおいてもこれまで自分が追い求めていたものの一部は手放そうと覚悟を決めました。これが正解、と言い切れない世の中で、その正解を作るのも、答えを見つけるのも、全て自分の人生の責任者である自分がやる事なのかもしれません。

市井の一庶民として、国を変革する大事を成そうとするよりも自分自身を望むように作っていく、変えていく方が大事かもしれません。

 

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