投資なんかマネーゲーム。額に汗して~。そんな美味しい話はない。でもインデックス投資だけは違うかもしれない。
寝て増やすとか言うから
プロモーション上仕方ないと思いつつ、寝てても増えるとか放置とか言ってしまうことにも罪があります。(私も放置派です。)
別に間違っては無いです。インデックス投資は良い時も悪い時も市場平均リターンを取る手法であり、その点逆に言えば寝ているしかやることがないので相場が良ければ寝ているだけでお金が増えるという状況には確かになるからです。相場が悪いと息するだけで減りますけどね。
その意味で、寝てても増えるとか放置とかは決してウソではありません。状況によっては本当にそうであり、しかもそうなることが人を選びません。インデックス投資している人は大金持ちも貧乏人も老人も子供もみんな同時にそんな感じです。しかし、寝ているだけとはいえ結構異常な環境で寝ることにはなります。
壁を1枚隔てて隣に獰猛なライオンがガウガウ唸っている部屋で寝るような感じにはなります。
慣れないと寝てられませんよね。ガンガン壁に突進していたりして、昼夜問わず暴れる時が多々あります。これ壁壊れたらこっち来るのでは?というのは心配です。で、ある日壁が壊されることが本当にあります。しかも腕とか足は噛まれます。2008年とかは1本食い千切られたのかもしれません。(私は未経験)
いずれにしても、寝てる間に増えるかもしれないが常にリゾートホテルで寝ているわけではないというのは肝心です。故にインデックス投資をやめる人もたくさんいるのです。怖くて寝れないぞ、と。だから寝ているだけかもしれませんが、結構異質な環境下での睡眠であることに注意は必要です。
インデックスに乗るのは人の頑張りに乗る事
結局、インデックス投資というのは個人的かつ究極的には”明日を頑張る貴方に賭ける”投資であると思っています。過去何十年のチャートが右肩上がりだから、ではなくて、明日も明後日も、来年も再来年も、10年後も20年後も貴方はよりよく生きるために仕事を頑張っているでしょう?ということは経済は成長していきますよね?それに賭けます、ということです。
中期経営計画を立てる時に右肩下がりの計画策定をする企業はありません。伸び方こそ企業それぞれですが、程度はともかく右肩上がりの計画を基本的には打ち出します。各社員の目標設定も、毎期やりますが同じ目標でやり続けることはないじゃないですか。今年は去年よりストレッチさせるだろうし、昇進昇格等によって難易度が変わることも当然あります。
いずれにしても人類そのものが今日より明日を良くするために生きている、ひいては頑張っているのであり、その頑張りを多くの人がしているのであれば全体としても成長するでしょう、と考えています。だから過去のチャートを出さなくてもインデックス投資の優位性は語れると思うのです。
結論、インデックス投資は投資詐欺ではないものの、収益を得られるかどうかはその人のある種鈍感力によるかもしれないということですね。ただしその鈍感力もただの感覚や能力としてという意味ではなく、優位性を理解した上で気にしないから鈍感であるというだけです。
ライオンが隣の部屋に居ても寝れたら、もうこの先心配はないでしょう。
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